新型コロナウイルス対策で大阪府、大阪市、厚労省に要望書 3月10日号

新型コロナウイルス対策で
大阪府、大阪市、厚労省に要望書


 3月9日、大阪市と大阪府に対して釜ヶ崎のコロナウイルス対策について要望書を手渡しました。厚労省に対しても同じ内容の文書を郵送しました。

 要望書では、釜ヶ崎のシェルターについて、同じ部屋で密集した状態というのは極めて危険であることから、一人一人が個室で眠ることができる施設の整備などを求めています。以下が提出した要望書です。

釜ヶ崎の新型ウイルス対策についての要望
2020年3月9日
大阪市長  松井一郎殿           

          釜ヶ崎医療連絡会議
          釜ヶ崎公民権運動
          釜ヶ崎地域合同労働組合
          釜ヶ崎炊き出しの会
          釜ヶ崎センター開放行動
          「働き人のいいぶん」                                                                  
 現在、新型コロナウイルスの感染が広がる中、釜ヶ崎でも感染防止の対策が早急に求められています。
 労働福祉センタートイレに手洗い洗剤を設置、職安の待合室に手洗い洗剤の設置、特掃輪番時に労働者が密集する中、扉や窓を全面開放することなどは最近実施されました。特掃の検温も10日から実施されます。
 しかし一番危惧されるのは、シェルターです。
 感染予防の観点から言えば、全員が間仕切りのある個室で眠れるようにするべきです。今のように同じ空間に百人,二百人が二段ベッドで密集して眠るというのは、きわめて危険です。もしここに一人の感染者がいただけでも一晩で何百人もが感染する危険があります。個室で眠ることができる恒久的なシェルターを建設すべきです。しかしそれには時間がかかることから、まず早急に、個室で眠れる仮のシェルターを確保することです。
 現在封鎖しているセンターの1階、センター上の市営住宅、あるいは旧今宮小学校、旧弘治小学校の校舎などを活用するのがよいでしょう。間仕切り、給水施設、トイレなどを早急に工事して、一人一人が別々に睡眠をとれる場所を提供するべきです。
 しかし、それにも一定期間の時間がかかることから、今のシェルターを存続する間は、本日からでも次の処置を取るべきです。
毎日、入所前に検温を行う。高熱の方はシェルターではなく医療施設へ入院していただいて、PCR検査を行い、適切な治療を行うことが必要です。
 その他、マスク、手洗い用の洗剤、消毒液等の充分な配給、ドアノブ、ベッドなど、共用部位の消毒とその人員の確保、室内の充分な換気とその設備。
 すでに多くの労働者は、テレビなどで人が密集するシェルターは感染の危険が高いことを知っており、シェルターへ入るよりどこかに小屋掛けして野宿した方が安全と考える人がたくさん出てきています。
 いま、行政当局にセンター周辺の野宿者を排除する動きがありますが、これはコロナウイルス対策から考えても間違っています。今すべきは野宿者を排除することではなく、感染拡大を食い止める施策を早急に行うことです。
以上、要望します。1週間以内に、具体的な施策を提示されることを求めます。
 各団体の代表10名で行きましたが、他にも、特掃輪番時に今のように密集した状態というのは危ない。センターのシャッターを開放してそこでやった方がよいという意見や、釜ヶ崎全体の消毒、かつてはよくやっていたが最近はまったくやっていないのではないか?1週間以内と書いているが、本当に今日すぐにでも、早急に行う必要がある、などの意見を口頭で伝えました。


中国では収束のきざし?

 中国では感染者の増加数が最近一日に100人以下になってきた。3月8日は増加数が44人で、前日の99人の半分以下だった。また、感染が深刻な湖北省以外の感染者は3人で、全員が外国から入ってきた感染者だった。イランやイタリアからの帰国者の感染に各地で警戒が高まっているという。(朝日新聞3月9日記事より)

 最近、知人から南京から送ってきたという映像を見せてもらった。(「日中友好ネット」を検索すると見ることができます)

 それによると、中国の南京市では2月19日から3月2日まで「12日間連続で新規感染者ゼロ」を実現したという。

 そこには徹底した感染予防があった。まず、南京市を訪れる人は2週間の自宅待機を求められる。その間は必要なものは家の前まで届けてくれる。
 
 マンションや会社、オフィスへの出入り、交通機関への乗車時など、街のいたるところで非接触の検温が義務づけられている。

 会社では、マスクの完全着用、アルコール消毒の徹底、出社時と退社時は全員が検温し、政府に報告しなければならない。学校は全部休みで、ネット授業をやっている。食品には生産者の名前と非接触の証明が記録されている。などなど。それから、ほとんどの企業は休業しているようで、会社を再開するには大変な手続きが必要らしい。

 このくらいしないと、なかなか新型ウイルスは封じ込めることができないかもしれない。やはり、企業を休ませないと、通勤電車などで感染してしまう。その間の賃金補償も必要だ。

 釜ヶ崎で感染が始まるとどうなるか?仕事が来なくなって大変なことになるのではないかと心配されるが、その場合、生活費を保障してもらわないと具合が悪いことになる。政府、大阪府、大阪市などの行政はその辺のことを準備しているのだろうか?(いんば)


マスクが足りない!

 1918年、スペイン風邪が世界的に猛威を振るった。5億人が感染し、5000万人から1億人が死亡した。日本でも2300万人以上が感染し、死者は40万人を超えたといわれている。人類の3人から4人に1人が感染したといわれる。日本人が日常でマスクを使うようになったのもこの時からと言う。

 それから102年後のいま、新型コロナウイルスが流行し、そのマスクが品不足におちいっている。

 今マスクは世界的に不足している。マスクは中国が世界の消費量の半分を生産していたが、自国で大量に必要になったため、輸出できなくなった。しかも新型ウイルスの広がりで、普段の100倍のマスクが必要になっている。どこの国もマスク不足に悩まされている。

 マスクは生産ラインさえ作れば2週間ほどで出荷できるようになるが、問題は原料の不織布(ふしょくふ)だという。今、この不織布が不足している。当然、マスクも生産できない。不織布は生産ラインを作り始めてから出荷できるようになるまで8か月はかかるという。  

 それまでに流行がピークになれば、大変なことになる。

 特に、医療現場、介護現場が大変だ。感染した人の治療や介護をするのに、マスクなしではできない。

 不織布の不足をなんとかできないものか?もちろん、緊急に生産体制を整えることが基本だが、不織布が使われている製品というと、マスクのほかに、紙おむつ、ブラジャー、コーヒーやお茶のパックなどがある。

 不織布と言っても色々な種類があるのでそのままその生産ラインでマスクを作るのは難しいかもしれないが、マスク以外の不織布製品の生産をやめても、マスクの生産を最優先すべきだろう。政府の強力な指導が必要だ。今の安倍政権でできるのか?(永井)

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