南海電車の高架が危ない! 災害は起きてからでは遅い! 12月12日号

南海電車の高架が危ない!
災害は起きてからでは遅い!


 こないだ仕事にアブレてセンターへ手帳を出しに行ったら、そこで稲垣さんにつかまって、「ぜひ見てほしいものがある」というのでついて行った。

 旧萩ノ茶屋小学校の横へ行って南海電車の高架を見上げると、びっくりするような亀裂が、高架を切断するように東西に二本走っていた。(写真1)
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(写真1)

 橋脚の際(きわ)で向こう(西側)まで一直線に亀裂が走っているのがわかる。

 センターの仮設を作るために、それまであった壁を撤去した結果、高架下が丸見えになって初めて見えた亀裂だ。
 
 (写真2)は、この亀裂を西側から写したもの。

 桁(ケタ)も床板(しょうばん)も橋脚とは完全に断裂しているのがわかる。
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(写真2)

 さらに(写真3)は、一番東側のケタを北側下から写したもの。断裂したケタが数センチ程下にズリ落ちているのがわかる。写真ではわからないが、東から二番目のケタも下にズリ落ちているのが確認できる。
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(写真3)

 ケタが下にズリ落ちているということは、中の鉄筋はすべて腐食が進んで切断しているということだ。つまり、橋脚と橋脚の間のケタと床板は、ただ、橋脚の間に挟まっているだけということ。このあたりのコンクリの表面は赤茶色に変色している。漏水が中の鉄筋を腐食させ、鉄さびが出ている。
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(写真4)

 センターのすぐ横にも同じような亀裂が確認できる。(写真4)は西側から写したもの。すでに補強工事と漏水対策の補修が行われている。センター側(東側)の二列の橋脚とケタは、西側の二列の橋脚とケタよりも太くなっていて、太い部分はコンクリも新しく、補強工事を行ったことがわかる。

 旧萩ノ茶屋小学校横の亀裂も、このような補強工事を行う予定かもしれない。

 しかし、こうした亀裂が入るということは、老朽化していることもあるが、構造的な欠陥も考えられる。

 20年ほど前に新しく高架になった天下茶屋方面の南海の高架を見てみよう。(写真5)
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(写真5)

 これは、橋脚の上に段差の棚が作ってあって,その上に一方のケタを載せている。つまり、わざとケタや床板の間に隙間(すきま)を作って、振動による力を逃がすようにしている。新しい高架を見ると、これが随所に作ってある。

 ところが萩ノ茶屋駅あたりから難波までの古い高架は、下に通路がある箇所はそのような隙間を作る構造になっているが、あとはすべて連続したケタになっているように見える。それで、振動による力を逃がすことができず、いたるところで断裂が起きているのではないか?新今宮から萩ノ茶屋駅の少し南までの古い高架にはこうした断裂が30か所以上確認できる。新今宮からナンバまでの高架も、同じような亀裂が無数にある。ただ、店の看板などで確認できない箇所も多く、正確な数はわからない。
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(南海なんばのすぐ近く、断裂と漏水受けが見える)

 センター横の断裂部で補強工事を行っているが、これはケタや床板が下に落下しないようにしているだけで、中の鉄筋はすでに切断しているのだから、地震による縦揺れや横揺れには耐えられないのではないか?橋脚の上に積み木を載せているだけの構造になっているのではないかと心配される。

 私は鉄筋工として湾岸線や京奈和、第二名阪などの高速道路の高架や鉄橋の建設工事にかかわったことがあるが、橋脚の上には両方向から架ける橋ゲタを据える部分を作る。その部分を「座布団」と言っていたように思う。そこには強化ゴムやバネがあって、ケタとケタの間に隙間を作って振動は吸収するが、橋ゲタは橋脚から落ちない仕組みになっている。

 南海の古い高架には、そうした構造は全くないのではないか?

 これは、南海電車を一度止めて、このあたりの高架を全部作り直す必要があるのではないかと思われる。さもなくば、高架の下を全部コンクリで埋めてしまうかだ。

 こんなところにセンターの仮設を作るとかいうのは、とんでもない。ありえない話だ!
その前に、南海電車で毎日通勤や通学をしている何十万、何百万という利用者の命を、どう考えているのかという問題だ。まずは南海電車を止めて、きっちりした安全対策を行うべきではないか?

 南海電鉄では今年の10月22日、男里川の橋梁が陥没して、「樽井駅と尾崎駅間」が不通になった。
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 台風21号の影響で川が増水して、橋脚の根元が洗掘されたと言い訳しているが、あの程度の台風で橋が陥没するということは、ちゃんとした点検補強工事が行われていないということだろう。
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 巨大資本のモラルハザードがあちこちで明るみに出ている。災害は起きてからでは遅い。 

 センターの移転をめぐって、大阪市が中心になって町づくりの会議が行われていますが、一度、その会議として、この南海の高架の実地検証を行ってください。

 私はただの釡の鉄筋工で、専門家ではありません。ぜひ、南海の利益にくみしない、中立の土木の専門家に検査してもらう必要があると思います。

 この記事を読まれた方は、ぜひ、この南海の高架を実際に見てください。

 センターの仲間は、この南海の高架を自分の眼で見てみよう!こんな天井がいつ落ちてくるかもわからない所で仕事をさがせるのかどうか?早くしないと、南海電鉄が、見えないように囲ってしまうかも?   
(鉄筋工 いんば)

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この記事へのコメント

ggg
2017年12月16日 18:18
さすがはネットウヨ!
手段を択ばないね!
名無しさん
2017年12月17日 03:54
お前、アホか

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